テンセグリティ構造①:3Dモデリング

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テンセグリティ構造という建築用語があります。

テンセグリティ構造とは、糸によって土台と結ばれた天井が、張力によって落ちずにあたかも浮遊しているかのような振る舞いを示す構造のことです。

画像検索すれば、たくさんヒットしますが、ここではあえてBlenderで作製した概念図を載せます。

上下にある黒い物体がそれぞれ天井と床で、ピンクがそれらをつなぐヒモだと思ってください。

つまり、ヒモのようなやわらかいサポート材しかないにも関わらず、上側の天井は落ちずにその場にとどまる、ということになります。

なんでこのようなものをわざわざ3Dモデリングしたかというと、3Dプリントすることによってテンセグリティの振る舞いを検証するためです。

本記事では3Dプリントまではしないので、Blenderでテンセグリティを作製した際の設計だけお見せします。

マテリアルプレビューモードでの表示がこちらです(レンダリング後よりインスタ映えですね)。

上下の土台と天井はそれぞれ正三角形で、一辺を10の長さとします。

このとき、下側の正三角形の辺から60°方向に斜めに伸びる支柱的な部分の長さは8とします。

上側から生える支柱は辺からではなく頂点から伸びていますのでご注意を。

二つの支柱の間の長さはだいたい2.5になるように設計しています。

加えて、支柱にはあとでヒモをとりつけますから、くびれ部分をつけているというわけです。

以上、テンセグリティ設計の説明でした。

次回、この構造を3Dプリントしてみて本当にテンセグリティ的な振る舞いを示すか試してみます。

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