一般にゴム・エラストマーの伸びに関する特性は、歪み-応力曲線(S-S curve)の測定によって調べられます
この測定には、例えば測定器メーカーであるSHIMADZUのEZ-SXなどといったEX Testシリーズが用いられます
そこで今回Gainenzでは、このEX-SXの測定データを効率的に処理できるアプリを開発しました
ダウンロードはこちらから可能です
(2023年である現在は、バージョン2に対応する”SScurveANALYZER_v2″が最新です)
zipファイルの内容
zipファイルに含まれるファイルは以下の通りです
・compatible-file-format.png:本アプリと対応する測定データの配置を概念図化して表したもの
・how-to-use.png:本アプリの使用方法を図で表したもの
・readme.txt:アプリ使用時のご注意
・SScurveANALYZER_v2.exe:アプリそのもの
・SScurveANALYZER_v2.py:アプリのpythonファイル
・SScurveANALYZER_v2_code.txt:pythonコードをtxtファイルに示したもの
・test_cases.csv:測定データの例
・test_cases2.xlsx:測定データの例2
・test_cases_generator.xlsx:測定データの例を生成するxlsxファイル
使用方法
以下の図に表すように、本アプリは3ステップで使用できます
①測定データをcsv形式で保存してください(SHIMADZUのEZ-SXを用いた場合は、対応ソフトウェアであるTRAPEZIUMからcsv形式に変換できます)。.xlsxでデータを扱いたい場合は、エクセルなどから.csvを.xlsx形式で新しく保存してください。本アプリは.csvと.xlsxのどちらでも処理できます
②csvファイルと同ディレクトリに本アプリを配置し、ダブルクリックで起動してください
③ファイル内容を入力してください。処理後のデータが同ディレクトリに新しく保存されます
処理内容
本アプリによる処理後のデータファイルは、左側の元の測定データに加えて、右側に処理後の数値結果を有しています
その代表的な処理内容としては、以下の画像内のS-S curveからも明らかなようにスムージング処理などが含まれます
処理内容は他にも、
・応力歪み計算
・たわみ補正
・初期荷重補正
・破断後の測定点の削除
・S-Sカーブ出力
・各種物性値の算出
・真歪み、真応力の算出
・Mooney-Rivlin plotの作製
を含みます
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