まず、届いた3Dプリンターの動作確認をしなければなりません。そこで、既にUSBメモリー中に用意されているELGOO社製の3Dデータを実際に印刷しましょう。これが印刷できなければ、設定がおかしいか、不良品であるかということになります。
タンクのMAX目盛りまでレジンを投入したら、Rock.ctbファイルを選択してプリント開始します。
赤いカバーは本体に被せ、水平であることを確認しましょう。
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天井であるビルドプラットフォームが上下運動を繰り返して、下方向へ生えるかのように造形物ができあがっていきます。
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完成までにかかった時間は測定されています。2時間38分でした。明日が平日なのに深夜に始めてしまうと後悔します。注意しましょう(実体験)。
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印刷物はこのように天井であるビルドプラットフォームに接着しています。
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ビルドプラットフォームは取り外して、さらに印刷物とプラットフォームの間にヘラを食い込ませることによって、造形物を取り外します。造形物は水で軽く洗います(水洗い可能レジンに限る)。歯ブラシを使うとよいでしょう。強くこすると、壊れる可能性がありますのでご注意を。洗浄ができていないと、穴になるべきところが塞がったままになってしまうなど、予期しない形状になってしまう可能性があります。洗浄後は、一日程度置いておくことによって乾かします。
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ここで、余ったレジンはろ過して再度保存しておきましょう。一般的には、元々入っていた容器に戻すそうですが、私は別のタッパーに入れて保管しました。
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そして、こちらはビルドプラットフォームから取り外した3D造形物です。3Dプリント直後はもろいため、二次硬化として再度UVを照射する必要があります。画像の照射機が便利です。中央のターンテーブルが周り、均一に照射できるためです。時間は5分程度としました。10分でも良いと思います。ただし、UV照射時間が長すぎると、造形物が黄変する可能性があります。短すぎるのも当然よくなく、3分程度の二次硬化の場合ですと、造形物を手でペタペタ触っていたら痛くなったような気がします。これはおそらく、手に染み込むようなモノマーが残っていたためだと考えられます。
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完成!チェスのルークのような形状です。1 mm程度の長さの細かい文字までくっきりと印刷できています。内部では、螺旋形状が形成されていることが確認できます。結構硬く、ヤング率で言うと数GPa程度はありそうです。したがって、購入した3Dプリンターは不良品ではないことを証明できました。
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